「間取り」で楽しむ住宅読本

内田青蔵

明治・大正・昭和の住まいの変化を辿る。居間や玄関、台所など部屋ごとに分けて見た点が特徴で、各時代の住宅に求める機能や条件の違いが明らかになり、住宅史の醍醐味が味わえる。建築の調査、新聞や雑誌などの文献、かつての生活を描いた絵画など、研究を進める上での方法論はほぼ網羅されており、「建築史」の研究姿勢も理解できる。「過去」を知ることで「現代」を見直すといった建築史学の視点がよく伝わる好著である。 (光文社新書)

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