環境問題・防災って、街づくりって

選んでいただいたフィールドの本はこちら。さあ、もっとみてみよう。

土木系

それでもピサの斜塔は倒れない 知れば誰かに話したくなる地中のこと

応用地質株式会社

ジオドクター(地球のお医者さん)が、まるで人間を診察するように、掘らずに地下の孔を調べたり、空から地中を調べたり、船から海底を調べたりと活躍。日本の地盤がとても複雑であることや、ピサの斜塔が傾いた理由、地震や汚れた地盤の修復方法などについて、わかりやすく解説されている。地盤調査は地盤工学という学問において基本中の基本。その調査手法や地盤対策も多く紹介されており、地盤工学の魅力を知る第一歩に。構造物の建設や、地盤調査・対策工などを手がける地質調査会社による本。 (幻冬舎メディアコンサルティング)



環境系

世界がもし100人の村だったら

池田香代子:再話

世界に存在する貧困や格差を小規模なモデルに置き換えてわかりやすく紹介した本。アメリカの中学校教師が送ったメールをもとにした本。英語の対訳、イラストつき。 (C.ダグラス・ラミス:対訳/マガジンハウス)



環境系

不都合な真実

2006年のアメリカ映画。環境問題の論客として知られるアル・ゴア元米国副大統領が、地球温暖化を喧伝するスライド講演に生い立ちを辿るフィルムを交える構成のドキュメンタリー映画だ。2007年、環境啓蒙活動が評価され、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)とともに、ゴアはノーベル平和賞を授与されている。映画と同名の書籍も出版している。 (アル・ゴア出演)



環境系

ひらく、ひらく「バイオの世界」 14歳からの生物工学入門

日本生物工学会:編

エネルギー、資源、地球環境を含め、広くバイオテクノロジーの面白さを、中学性・高校生に向けて図や写真を入れながらわかりやすく解説している。山梨大学森一博先生は、「植物が水や土をきれいにできるの」の章で植物による環境浄化技術を解説。環境技術のヒントとなる生物のパワーが紹介されている。生物工学や環境技術を担う次の世代の若い人に是非読んでもらいたい本だ。 (化学同人)



環境系

地球温暖化の真実 先端の気候科学でどこまで解明されているか

住明正

著者は、東京大学気候システム研究センター(現・海洋研究所)時代、地球温暖化予測のツールとして新しい気候変動モデルを構築した気象学の重鎮であり、日本の気候予測研究を大きく前進させた功労者。この本は、地球の誕生時から現在までに至る経緯を解説するとともに、地球温暖化の実態とその対処について、一般人を対象に解説し、高校生向けとしても適している。 (ウェッジ選書)



環境系

放射線利用の基礎知識

東嶋和子

放射線の基礎的な情報から、放射線の農業、工業、医療への応用までを分かりやすく解説している。放射線に関する知識の入門書として、また、断片的にメディアから得られる放射線情報の整理として、役に立つ本である。 (ブルーバックス)



土木系

みんなが知りたい地下の秘密

地下空間普及研究会

あまり注目を集めない地下空間だが、自然災害の影響を受けにくいなどの利点がたくさん。地下空間の利活用を研究テーマにする大学や民間企業の専門家チームによる本。地下鉄やトンネルだけなく、内水氾濫防止、電線の地中化など、今後の人間の快適な生活に地下空間の活用は欠かせない。 (サイエンス・アイ新書)



環境系

気候変動を理学する 古気候学が変える地球環境観

多田隆治

気候科学の講義をまとめた書籍。地球温暖化や大気中の二酸化炭素濃度上昇がもたらす影響について、古環境の成果を踏まえて解説する。この本で、システムとして地球を捉える見方を養うことができるだろう。 (日立環境財団:協力/みすず書房)



土木系

コンクリート崩壊 危機にどう備えるか

溝渕利明

高度成長期に大量に建てられたコンクリート構造物の寿命が懸念される今、コンクリート構造物を適切に維持管理していくための技術者=コンクリートドクターが必要だ。どのような技術者が求められるかを学ぶことができる。 (PHP出版)



エネルギー・資源系

日本沈没

小松左京

1973年(昭和48年)に刊行された小松左京によるSF小説。「日本人が国を失い放浪の民族になったらどうなるのか」をテーマに据えて、日本列島の沈没をテーマに描かれた小説だが、興味深いのは著者の地球物理学への関心の高さ。日本列島を沈没させるという大掛かりな舞台設定のために駆使されたのが、当時やっと認知され始めていたプレート・テクトニクスであり、この作品はその分野を広く紹介する役割をも果たしたという。映画化もされている。 (小学館文庫)



環境系

異常気象と気候変動についてわかっていることいないこと

筆保弘徳ほか

環境は日々変化している。この本を通じて地球規模に視野を広げ、気象のしくみと最新の研究や今の地球について興味を持って欲しい。 (筆保弘徳、川瀬宏明、梶川義幸、高谷康太郎、堀正岳、竹村俊彦、竹下秀/ベレ出版)



環境系

連鎖する大地震

遠田晋次

長年蓄積された地殻の歪みが解放される時、大地震は起こる。そしてそれは、新たな大地震を誘発する。東日本大震災はどのようにして起き、そのことで日本列島はどのように変化したのか。さらに、傷だらけとなってしまった日本列島についても知ることができる本。 (岩波書店)



環境系

巨大地震の科学と防災

金森博雄

地震や津波のメカニズムやプレートテクトニクス、地震波、地震のメカニズム、地震のマグニチュードなどの基本的な知識が解説されている。さらに、過去に起きた地震や津波の事例、例えば世界最大のチリ地震、昭和三陸地震などを挙げながら、著者がそれらから何を学んできたかについて詳しく述べている。地震の予知・予測に関して重要な、予測・警報など地震・津波防災の現状およびそれに関する重要な課題が挙げられており、“命を守る”ために地震・津波を知ることの重要性が論じられている。著者は、モーメントマグニチュードという巨大地震の正確な規模を考案した地震研究の第一人者。最新の概念“アスペリティ”なども解説している。 (瀬川茂子、林能成:構成/朝日新聞出版)



環境系

みんなが知りたいPM2.5の疑問25

日本エアロゾル学会:編

気象・工学・医学・行政など、多岐にわたる専門家が、PM2.5に関する疑問に詳しく分かりやすく答えている。PM2.5の濃度が高まる気象条件や地理的要因、行政の対応などについてしっかり理解し、より正確な知識をつけてもらいたい。 (畠山史郎、三浦和彦:編/成山堂書店)



環境系

海はめぐる 人と生命を支える海の科学

日本海洋学会:編

海に興味のある大学1年生を対象にしているため、高校生には若干難しいと感じられるかも知れないが、読んでみてほしい。物質とエネルギーが海をどのように循環しているか、地球の誕生から、エネルギー、物質、生物、そして資源や船の話も含めて、「めぐる」というキーワードでつないでいる。この本に記述されているような基本的な理解を系統的に総合化することで、「環境動態解析」という学問の枠組みがわかるだろう。 (地人書館)



環境系

デイ・アフター・トゥモロー

2004年制作のアメリカ映画。地球温暖化によって突然訪れた氷河期に混乱する人々をリアルに描いたパニック映画だ。映画では、地球温暖化により、南極大陸の氷が融解して真水が海へと供給され、海水の塩分濃度の変化を起こした結果、海流の暖流に急変が発生し、これが氷河期を引き起こすとしている。少し荒唐無稽の感もあるが、地球温暖化、環境問題、気候変動、生物事変について考えるきっかけを与える。視覚的に理解しやすく、短時間で多くの人に地球環境への関心を高める効果がある。 (ローランド・エメリッヒ監督、デニス・クエイド出演 )



環境系

苦海浄土 わが水俣病

石牟礼道子

水俣病をめぐる患者や家族、コミュニティの動揺、変容、葛藤、闘いを、同じ地元の作家の目を通して描き出した環境文学の傑作。しかも、単なるドキュメンタリーではないことが徐々に明らかになりつつある。20世紀世界文学の傑作と言っても過言ではない。 (講談社文庫)



地球科学

海底ごりごり地球史発掘

須藤斎

海洋底掘削船に実際に乗船し、最先端の海洋地質学の研究に取り組んだ若手古生物学者の体験記。海洋地質学や微古生物学の最新の成果について、ジュニア向けにわかりやすく紹介している。特に微古生物学やそれに基づく年代決定については、第4章、目に見えない化石「微化石」、第5章、様々な微化石、第6章、微化石を使って研究する場所を探ると、3章に渡ってくわしく紹介している。 (PHPサイエンス・ワールド新書)



環境系

重金属のはなし 鉄、水銀、レアメタル

渡邉泉

レアメタルはスマホなどに欠かせないが、一方、過剰となるとイタイイタイ病や水俣病などの害をもたらす重金属もあり、その付き合い方を考えさせられる本。レイチェル・カーソン著の『沈黙の春』はDDTという人類が生み出した物質のもたらす被害を描いていたが、重金属のように地球にもともと存在していた物質との関わりこそ、環境問題のもつ真の複雑さを理解できる。 (中公新書)



環境系

高校生、災害と向き合う 舞子高等学校環境防災科の10年

諏訪清二

1995年の阪神・淡路大震災の後、その教訓を学ぶために設置された学科が、兵庫県立舞子高校環境防災科だ。本書は学科長の諏訪先生によるもので、学科解説の趣旨や学習内容から始まり、設置後10年の経験から重要な事柄を解説する。災害に対応するポイントとして、危険個所の把握など日頃の備えや、災害発生直後の判断、関係者の人間的なネットワークや、過去の教訓を伝えることの重要性などを、生徒の声と共に伝えている。また、東日本大震災の際のボランティア活動についても紹介している。防災対策が、設備、情報、人間のネットワーク、災害に遭遇した時の判断など、総合的なものであることを理解するとともに、このような活動を科学の眼で以って分析し、支援するための研究が展開されていることに思いをはせてほしい。 (岩波ジュニア新書)


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