インターネットの普及によって社会が便利になった反面、不正アクセスによる情報漏洩や著作権侵害、プライバシーの侵害、SNSの炎上や人権侵害、フェイクニュースの拡散による混乱など、さまざまな問題が起きています。探究学習では、情報科や現代社会・公共、政治・経済、倫理の視点から、「フェイクニュースを信じてしまった」「人間関係を悪くしてしまった」「不審なメールがきた」など、インターネットを通した失敗やトラブル、不快な経験、反省点などを整理・分析する、使い方のルールを決めるといった活動ができるでしょう。
情報モラルについては【科学教育】、メディアリテラシーについては【学習支援システム】、学習での情報の活用法については【図書館情報学・人文社会情報学】といった分野で研究されています。また、インターネットを使った広告は【商学】、情報・メディアに関する法律や消費者に関する法律は【新領域法学】や【社会法学】で研究されています。さらに【基盤・社会脳科学】では、インターネットを使うことによる発達や対人関係、行動の変容など脳や心理面への影響についての研究もされています。情報学の分野では、【情報セキュリティ】で暗号などセキュリティの技術的な研究が、【ウェブ情報学・サービス情報学】でインターネットによる社会問題や不適切投稿の発見などの研究が行われています。
★★★ |
科学教育 誰にでも必要な理系の知識や考え方を養う |
★★★ |
新領域法学 知的財産、サイバー攻撃、性差別の法学 |
★★★ |
情報セキュリティ サイバー攻撃、ネット犯罪を阻止 |
★★ |
図書館情報学・人文社会情報学 図書館を電子化。文系の学問もデータで解く |
★★ |
社会法学 経済法、労働法、社会保障法の法律学 |
★ |
基盤・社会脳科学 脳の計測でコミュニケーションを解明 |
★ |
ウェブ情報学・サービス情報学 SNSなどWEB上での新サービス開発 |
★ |
学習支援システム ITで学習・授業を支援する |
★ |
商学 売れる商品づくりと売る仕掛け、マーケティング |