◆労働組合◆

労働者を守るための、労働者による組織

労働者には、団結権、団体交渉権、団結行動権の「労働三権」が保障されており、「労働組合」は「団結権」によって組織され、労働条件の改善や維持、経済的地位の向上を目的として、経営者と「団体交渉」などを行う。目的実現のための「団結行動権」には、ストライキや怠業などがある。

労働組合法は【社会法学】の領域で、非正規雇用者の増加など労働市場の変化や労働環境の変化と労働組合法の関係、各国の労働組合法などを研究する。【経営学】では人事や労務、企業内労働組合など、経営側の視点から労働組合について考える。【社会学】でも労働をとりまく社会情勢や労働運動などの研究が行われており、その一環として労働組合についても研究する。

また、労使関係の変遷や労働者の権利獲得の歴史、労働市場と経済の歴史は【経済史】でも扱われる。