◆がん細胞◆

遺伝子のコピーミスにより、異常増殖する細胞

正常な細胞が遺伝子のコピーミスなどで突然変異を起こし、細胞が無限に増殖するようになったのが、がん細胞だ。増殖したがん細胞は塊（腫瘍）なり、細胞が周辺の組織に滲出したり、血管やリンパ管を通って別の臓器に転移する。

【腫瘍生物学】では、細胞ががん細胞になるメカニズムや、がん細胞が異常に増殖するメカニズムなどについて、【腫瘍治療学】では抗がん剤による化学療法・免疫療法・放射線療法といったがんの治療法について研究している。【免疫学】でも、がんの免疫療法に関する研究を行っている。【腫瘍診断学】では、がんの診断に関する研究が進められている。【ゲノム医科学】では、がん化の仕組み、治療法、診断法を問わず、遺伝子に着目したがんの研究が行われている。