◆データ分析◆

自然や社会の現象を、データをもとに考える

データ分析とは、何かの目的のために情報を分析すること。一般的には多くのデータを統計科学の手法で分析することを言うので、学問としては【統計科学】と最も深い関係がある。

そして現在、データの分析にはほとんどコンピュータを使うので、大量の情報を計算・解析する手法の研究は【計算科学】、分析する情報を格納するデータベースの研究は【マルチメディア・データベース】、AIを使った分析の研究は【知能情報学】といった分野で行われている。

データ分析は、社会のありとあらゆる場面で行われており、ほんの一例でも、医学や薬学では、日本人がある病気にかかる率や薬の効き目などの分析、心理学では人の行動の分析、言語学では言葉の使われ方の分析、商学ではマーケティング、経済では【経済統計】、交通工学では交通量の分析といったように使われている。「情報」の授業などで行われるデータの扱い方の教育は【科学教育】の分野となる。