◆天然ガス◆

石油に代わるエネルギー資源

天然ガスとは、一般的にはメタンガスを主成分とした可燃性のガスのこと。石油と同様、太古の動物の死骸などが地下深く堆積してできた化石燃料だ。同じ熱量を得るために輩出される二酸化炭素の量が、石炭や石油に比べて少なく、地球環境にやさしいエネルギーとして注目されている。

【地球資源工学・エネルギー学】では、天然ガスが埋蔵されている場所の探査や採掘法の研究、採掘された天然ガスを運んだり効率よく燃やすための活用方法について研究されている。また、地殻や化石について研究する【固体地球科学】の成果が、天然ガスが埋蔵されている場所の探査や採掘に活かされている。

【触媒・資源化学プロセス】では、天然ガスの発電効率の向上や燃焼時の二酸化炭素排出量の削減、水素と二酸化炭素を反応させて天然ガスの主成分、メタンを合成する技術の開発などを行っている。