学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!
★は関連度
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生体医工学・生体材料学 MRI・CTを改良、人工臓器を開発 |
★★ |
神経生理学・神経科学一般 脳に向かう「心の科学」の原点は、まずは神経 |
★★ |
ゲノム医科学 遺伝子=ゲノムレベルで病気の原因を解明し診断・創薬へ |
イモリは脚や心臓の一部などを切断しても再生する。この機能をヒトでも実現しようというのが再生医療だ。さまざまな器官の細胞になる前の、どんな細胞にもなることができる細胞を多能性幹細胞といい、再生医療研究に使われる多能性幹細胞には、ES細胞(胚性幹細胞)、ntES細胞、iPS細胞の3種類がある。
このうちiPS細胞は、皮膚などの細胞をとりだし、細胞分化に関する因子を人工的に導入して多能性幹細胞の能力をもたせたもの。現在患者本人のiPS細胞から作った網膜の移植手術が成功しており、他の器官について臨床研究が進んでいる。
再生医療に関する基礎研究は基礎医学の「医科学一般」や、【ゲノム医科学】、【生体医工学・生体材料学】といった分野で、神経の再生研究は【神経生理学・神経科学一般】で行われており、脊髄損傷や視神経障害の治療法として期待されている。