コンピュータの効率をアップする、最適なプログラミング言語を求めて
スマホも立派なコンピュータ
スマホの普及に伴い、コンピュータは皆さんの生活の中で随分身近な存在になってきました。昔は、コンピュータ室に鎮座する大型の機械でありました。スマホは片手で操作できるサイズとなりましたが、これも立派なコンピュータの一種です。
スマホに限らず、様々なコンピュータが、縁の下の力持ちとして皆さんの生活を便利に快適に、そして安全・安心なものにすることに役立っています。
日本語、プログラミング言語から機械語へ
そんなコンピュータですが、皆さんは、コンピュータの理解する言葉を想像したことがありますか。
例えば、スマートスピーカーに向かって日本語で話しかけるとします。すると、同じように日本語でコンピュータが答えてくれますが、この会話を実現するためには、プログラミング言語を使ってコンピュータに意図する動作を伝えるためのプログラミングが行われています。
しかしながら、プログラミング言語というものは、コンピュータが直接理解できる言葉ではありません。実は、コンピュータが直接理解できる機械語命令といった言葉に向けて、コンピュータの内部で翻訳が重ねられているのです。
コンピュータの役割に合わせた設計法を探求
現在、私が取り組んでいる研究の中では、何でもできるコンピュータではなく、ある役割に特化したコンピュータを取り上げ、その設計法とプログラムを変換していく過程、そして、どのようなプログラミング言語により人間がプログラムすることがコンピュータの処理効率の改善に役立つかを深く探求しています。
→先生のフィールド[革新的コンピューティング] 平成 30 年度採択課題ではこんな 研究テーマも動いている!