パワーエレクトロニクス技術でもっと効率よく無駄なく電気を変換
アダプタの機能をスマートフォンに内蔵できたら
私たちは パワーエレクトロニクス(略して「パワエレ」) と呼ばれる、電気を無駄なく効率よく使うための技術を研究しています。パワエレが使われている身近な例として ACアダプタ を紹介します。
皆さんが普段使っているパソコンやスマートフォンには、ACアダプタが欠かせません。たとえばノートパソコンの場合、コンセントから直接電気を使うことはできません。というのも、コンセントから送られてくるのは「交流」の電気ですが、パソコンは「直流」でしか動かないからです。この交流を直流に変換するために必要なのがACアダプタです。
でも、ACアダプタは使っていると熱くなったり、持ち運びが不便だったりしますよね。もしパワエレ技術によってもっと効率よく電気を変換できるようになれば、アダプタの機能をスマートフォンに内蔵することも可能になり、スマホ本体だけで充電できる未来がやってくるかもしれません。
共同研究は100件以上 学生も学会で表彰
私たち伊東研究室は、2004年の開設から21年間で、企業や国内外の研究機関との共同研究を100件以上行ってきました。さらに、学生が国内外の学会で受けた表彰も150件を超え、研究成果は産業界・学術界の両方から高く評価されています。
一人では出来ないことも伊東研ならできます。あなたも一緒に、伊東研でパワーエレクトロニクスの最前線を切り拓いてみませんか。
一般的な傾向は?
●主な業種は→重電、電機メーカ、自動車メーカ
●主な職種は→研究・開発職
●業務の特徴は→家電製品(エアコン、冷蔵庫)、インフラ設備(太陽光発電設備、電気自動車充電器)、工場機械(モーター装置)、自動車(ハイブリットシステム)など、様々な製品の研究開発で活躍しています。
分野はどう活かされる?
パワーエレクトロニクス技術は、電気機器のほぼすべてで必要となる技術です。そのため、就職先は多種多様で、幅広い分野で活躍しています。さらに、私たちの研究室は日本人博士課程進学者が多いことが特長です。2025年現在、12名の日本人博士課程学生が在籍しており、これは国内トップクラスです。これまでに当研究室から30名以上の博士取得者を輩出しており、大学教員や民間企業の研究員として活躍しています。
◆ 伊東研究室HP
長岡技術科学大学には、パワーエレクトロニクスを研究する研究室が5つあります(三浦研・伊東研・宮崎研・横倉研・日下研)。この5つの研究室に所属する学生を合わせると、なんと100人以上! パワエレを学ぶ学生数は、日本トップレベルです。
つまり、ここでは同じ分野に興味を持つ仲間がたくさんいて、切磋琢磨しながら研究に打ち込めます。パワエレにちょっとでも興味があるなら、きっと楽しく学べる環境です。意欲ある高校生の皆さんと、長岡技術科学大学でお会いできることを楽しみにしています。
先生からのメッセージ
電気は目に見えませんが、パワーエレクトロニクスは電気を力に変えたり、光や熱に変換したりするために使われていて、みなさんの身近にある分野です。一緒に最先端の技術で世界を変えていきましょう。
先生の研究に挑戦しよう!
電池の電圧を変える回路を作成し、LEDを点灯させてみましょう。電圧を変えることでLEDの明るさが変わることが確認できます。

