農業のみらいを豊かに! みかん産地が協力して世界農業遺産へ
良い制度を活かすには、運用する人々が大事
人々の営みは自然環境にも影響を与え、影響を受けた自然環境の変化はまた、人々の営みに影響を与えます。そのような、人と自然の関係性のよりよいあり方を明らかにしたいと思い、研究を行っています。
元々は理系でもあり、自然環境の保全に興味があり、河川の水質浄化などの研究もしてました。しかし卒業後、公務員として働くなかで、どれほど素晴らしい制度でも、地域が選択をしなければ、制度が活用されないという現実に直面しました。
良い環境・制度ももちろん大事ですが、それを運用・活用していく人々の関心の高まりや関与も欠かせないと考え、いまは人々のつながりのような文系的な側面からも研究しています。
和歌山県の2つの地域が協力して目指す
いま私たちが研究している「世界農業遺産」という制度は、長い歴史を持つ農業の知恵や技術を、次の世代につなげていく取り組みです。和歌山県の有田と下津は、それぞれ400年以上みかん作りを続けてきた地域ですが、2つが協力して世界農業遺産を目指しています。
これまで地域生産物といえば、他の地域とどう違うかという独自性を強調する動きにありました。この研究では、2つのみかん産地にどのようなつながりがあり、それが強められうるのか、協力することで、どのような新しいアイデアや工夫が生まれ、地域の魅力につながるかを探っていきます。
その中で、他の地域にも活かせるヒントが見つけられ、農業の未来がもっと楽しく、豊かなものになる一助になればと思っています。
下:GISによるランドスケープ変遷の解析
「世界農業遺産の申請を通じた新たな人的ネットワークの構築における課題と可能性」
◆主な業種
(1) 食品・食料品・飲料品
(2) 商社・卸・輸入
(3) 金融・保険・証券・ファイナンシャル
◆主な職種
(1) 営業、営業企画、事業統括
(2) 調達、物流、資材・商品管理
(3) 経理・会計・財務、金融・ファイナンス、その他会計・税務・金融系専門職
◆学んだことはどう生きる?
私たちの研究室では、農業・環境保全に関心を持っている学生が多く、GIS解析や統計分析、実験などを学んでいます。理系的な分析から得られる数字の向こう側にある、農業や保全活動に関わる人々の思いや営みを意識した研究をしてほしいとの願いから、フィールド調査で地域の方々にお話を伺ったり体験する機会を設けています。地域のサポーターとして、伝統的農業・作物の保全や、魅力ある地域生産物を広めたいという願いを持ち、青果市場や卸売業に就職している学生がいます。
産業生命科学科は「生命科学の知識をいかに社会に活かすか」を考える学びが特徴です。また、進学後に自分の興味に合わせて科目を選択し、学ぶことができるため、ウイルスによる感染症や、昆虫の生態、環境に良い街づくり(グリーンインフラ)など、幅広い分野から研究テーマを選ぶことができます。
理系の学びが好きだけど社会にも興味がある、生命科学に興味があるけれど具体的なテーマはもう少し迷いたいという人におすすめです。
| Q1.18才に戻ってもう一度大学に入るならば、学ぶ学問は? 親は資格が取れるように薬学部等を専攻して欲しかったようで、進学先を決める際には、実はかなり悩みました。色々な学部を訪問したうえで、親を説得して選んだ学びの道です。きっと、変わらず今の学問を選ぶと思います。 |
|
| Q2.大学時代の部活・サークルは? 帰宅部!大学2年までは静岡から東京まで遠距離通学していたため、部活はできませんでした。当初は残念でしたが、その分、たまに授業が早く終われば帰宅部仲間と遊んで帰ることも。また、今となると遠距離通学の学生さんの気持ちがわかるので、とても助かっています。 |
|
| Q3.大学時代のアルバイトでユニークだったものは? 大学内で募集があった新商品のモニター調査の被験者バイトらしきもの。当時は、別目的で集められていたので、モニター調査とはわかりませんでしたが、その5年後に仕事で類似の調査をすることになり、あの時のあれは!!と思いあたり、驚いたものです。貴重な経験でした。 |

