デジタル技術で効率化を図る自治会 新たな共助の形
意識していなくても、自治会のお世話に
私たちの多くは、様々な「コミュニティ」に属しながら生活していますが、古くから人々が安全・安心な生活を送れるように助け合ってきた「コミュニティ」が、自治会(町内会とも言います)です。皆さんが意識していなくても、ゴミ出しや地域美化、地域防災活動、そして子ども会活動などで自治会のお世話になっていると思います。
手間がかかる自治会活動を効率化したい
自治会の起源は、江戸期の昔に都市・農村の区別なく組織された五人組ともいわれ、日本の社会に共助の仕組みとして根付いてきました。それが、昨今は、その存続が危ぶまれています。理由の一つに、手間がかかる運営業務がアナログで、働き盛りの忙しい世代から参加が嫌煙されていることが挙げられます。
他方、先のコロナ禍を経て、これまで対面の活動が基本であった自治会活動にオンライン会議ツールや電子回覧板ツールなどのデジタル技術を活用して、活動を効率化する自治会が現れ始めました。様々な公共サービスをデジタル化し、DXとその先のSociety5.0の実現を目指す国も、この活動を後押しています。
デジタル技術の導入は促進されるのか
このように、先端技術が自治会運営の課題を解決することに期待が集まっているのですが、自治会という「コミュニティ」は様々な考え方や価値観を持った個人で構成される集団ですので、何によってデジタル技術の導入が促進されるのかは定かではありません。
そこで、私たちは、自治会活動へのデジタル技術活用から地域の持続可能な共助社会実現に至るプロセスはどのようなものか、それによって地域の何が変革されどのような価値が形成されるのかを明らかにし、最終的には私たちのより良い生活に直結するDXの真の姿が提示しようとする研究を行っています。
私は、中学生の時に、「大学は建築学科に進学し、ガウディみたいな印象的な建物を建てる建築家になろう」と決め、概ねそれに向かう道を歩んできました。ですが、特に大規模な建物が建つ場所は多くの人が集まって住む都市であり、様々な人々の要求が一つの建物で満足できるわけではありません。時には、その建物が街の雰囲気を壊し反感を招くこともあります。
都市全体を対象にしながら、より良い生活が保障されるための手続きや身近なデザインを提供することが本当にやりたいことだと、仕事をしながら気付きました。その後、都市計画の研究者に転向して、今があります。
「自治会が築く共助社会DXと地域ガバナンスのデザイン」
◆主な業種
(1) 建設全般(土木・建築・都市)
◆主な職種
(1) 設計・開発
(2) 技術系企画・調査、コンサルタント
私の研究室では、学生の皆さんが興味があることを徹底的に突き詰めて、そこにどのような問いがあるのかを皆で議論しながら言語化し、その問いを明らかにする研究を行います。研究の対象は、本当に好きなこと、興味があることでないと、遂行できません。
この「好き」に真正面から向き合う体験ができる、そんな研究室です。このプロセスは簡単ではありませんが、皆で知識を分け合うことで、一人一人が想像以上に成長して卒業していきます。
住んでいる街の中で様々な人が利用する空間、例えば駅前広場や商店街などを対象に、その様子の変遷を、公開されている記録写真で確かめてみましょう。その変遷と、街(市町村)の客観的なデータ(全体人口、世帯数、年齢別人口、公共施設の立地など)の変化とを重ね合わせて、街がどのように変化してきたかを説明してみましょう。
| Q1.日本以外の国で暮らすとしたらどこ? 北欧(多分、デンマーク):冬の寒さが厳しい場所は、クリエイティブな活動が刺激されると思うから。 |
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| Q2.感動した/印象に残っている映画は? 眺めのいい部屋(これをきっかけに、英国行きを決めました) |
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| Q3.学生時代に/最近、熱中したゲームは? オセロ(かなり上級です!) |
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| Q4.大学時代の部活・サークルは? アメリカンフットボール部(マネージャーです) |
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| Q5.研究以外で、今一番楽しいこと、興味を持ってしていることは? 古地図と現地図の見比べ、まち歩き |

