病気を持ちながらも生き生きと暮らせるアプリを開発!
やりたいことを諦めてしまう
皆さんは叶えたい夢や達成したい目標はあるでしょうか。夢や目標があると、それを叶えるために必要であれば、大変なことでも工夫してなんとか乗り越えようと思えるのではないでしょうか。
継続して療養が必要な病気を持つ人々は、病気によって生じる症状をうまくコントロールできないと、体調が悪くなり、やりたいことができなくなってしまうこともあります。自分のやりたいことをするために、通院したり、薬を飲んだり、生活習慣を整えたりして、症状をコントロールするというのが本来の姿のはずですが、いつの間にか病気のコントロールが目的になってしまったり、それが大変すぎてもともとやりたかったことを諦めてしまったりする人は多くいます。
やりたいことを実現する手助けに
私が今取り組んでいる研究では、そのような人々がやりたいことを見つけ、それを実現する手助けをすることを目的としています。
具体的には、病気を持つ人々に、自分自身がやりたい目標をたて、それを達成していくことで、病気を持ちながらも生き生きとした生活を送ることができるように支援するスマートフォンのアプリと学習コンテンツを開発しています。
簡単な目標から始めて自信をつける
達成するまでに時間がかかる目標をいきなりたてるのは難しく、たてられたとしても達成するのが難しいので、まずは簡単な目標からたてていきます。
「1週間でできる」「具体的な行動である」「実行できる自信が十分にある」を満たす、本人がやりたいと思っていることを目標としてたて、実行します。それを繰り返すことで、より大きな目標を達成するための計画をたてる力や計画を実行する自信をつけて、生き生きとした生活を送れるようになることを目指しています。
短期間でできて具体的な行動から始めるというのは勉強やスポーツにも応用できるので、試してみてください。
現在のテーマの元となっているのは、大学院生時代から研究に関わっている「慢性疾患セルフマネジメントプログラム」です。このプログラムでは、毎週「アクションプラン」という自分がやりたいことを設定して、それを実行するという内容が含まれています。目標を自分で設定してそれを実行するというのはよく知られている行動を変えるための方法なのですが、やらなければいけないことではなく、やりたいことを目標にするというのが、当時とても新鮮に感じられ、現在のテーマにまでつながっています。
「慢性疾患患者が生き生きと暮らすための目標設定・交流アプリケーションの普及と実装」
◆主な業種
(1) 病院・医療
(2) 大学・短大・高専等、教育機関・研究機関
◆主な職種
(1) 看護・助産・保健等業務
(2) 大学等研究機関所属の教員・研究者
健康を決める力
中山和弘他
健康や医療に関する情報を探し、理解し、活用する力であるヘルスリテラシーや、情報と価値観に基づいて重要なことを決める方法や、決めることに対する支援について体系的に学ぶことができるサイトです。
健康とは何か、というところから出発し、健康を「決める」ためにはどのような力を身につければよいか、保健医療はどのような役割を果たすことが求められているかなど、将来保健医療分野の仕事に携わりたい人はもちろん、それ以外の人にも知っていただきたい内容が盛りだくさんです。
[webサイトへ]
Q1.18才に戻ってもう一度大学に入るならば、学ぶ学問は? 情報工学 |
|
Q2.学生時代に/最近、熱中したゲームは? ファイナルファンタジー11(学生時代) |
|
Q3.大学時代の部活・サークルは? アメリカンフットボール部 |
|
Q4.研究以外で、今一番楽しいこと、興味を持ってしていることは? 筋トレ |