量子計算でより便利&スマートな暮らしへ
IPSJ-ONE2024
子どもの頃からものづくりに興味があり、高校では、情報工学に進もうと決めました。情報工学の分野が極めて広く、どの分野に選ぶか迷っていましたが、普通の理論研究やトレンド研究よりも、「誰もやってないもの」が好きで、学部で唯一の「地理空間情報処理」を研究している研究室に入ることを決めました。
当時は「歩行者経路探索」に関連する研究が少なかったため、「斬新な研究を拓く」と決意し、これまで研究を続けてきました。今は「量子計算」および「地理空間情報処理」の融合研究に力を入れています。
◆情報技術で社会はどう変わる?
量子技術の社会課題への改善・解決は世界的な研究の競争の中、今後期待される最重要トピックスの一つです。現状の量子マシンはハードウェアの制約により入力制限という問題点がありますが、将来、数万から数十万量子ビットまで計算ができるようになることが期待されます。
◆5年後にしてみたい研究は?
物流最適化をはじめとする実地理情報処理では、より高いモビリティを求め、常に変化する交通状況などを迅速かつ連続的に捉え、異種交通手段間の連携を強化させることが求められます。
さらに、金融や防災分野における最適化では、不適切な判断や誤り情報で生じる経済的な損失や人命への影響を最小限に抑えるため、時々刻々と生成され、膨大化する情報から、情報の本質的な意味を抽出し、状況を精緻に把握することも重要です。
その一方で、上記の分野における量子計算機の応用例が極めて少ないという問題点があります。今までの研究をもとに、新しい量子技術を駆使して、これまで世界において取り組まれてこなかった分野に挑戦します。
ドライバーの長時間労働ならびにストレスの削減のための配送業務配分の平等化を提案してみよう。
Q1.18才に戻ってもう一度大学に入るならば、学ぶ学問は? 文化財保存修復 |
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Q2.日本以外の国で暮らすとしたらどこ? ドイツ:安全+英語が通じる |
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Q3.一番聴いている音楽アーティストは? milet [Drown] |
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Q4.研究以外で、今一番楽しいこと、興味を持ってしていることは? ガンプラ・ジグソーパズル |