先端の科学技術って

選んでいただいたフィールドの本はこちら。さあ、もっとみてみよう。

化学系

化学製品が一番わかる

田島慶三

数多く存在し用途も様々な化学製品。化学製品の基礎知識を、製品ごとに解説してくれる。組成、製造法などが詳しく記述されたこの本を通じて、まずは世の中の代表的なプラスチック製品を知ってほしい。そこから新しい興味関心が生まれるだろう。 (技術評論社)



物理/素粒子、宇宙

量子コンピュータ 超並列計算のからくり

竹内繁樹

量子コンピュータとは、量子力学を用い、これまでのコンピュータの計算速度の原理的な限界を打ち破ることをめざす技術だ。それは現在の理論を超えたまったく新しいコンピュータ像で、現在最速のスパコンで何百万年もかかる計算が一瞬でできるようになると言われる。この本は「量子コンピュータ」について解説するとともに、光の量子力学的な性質を調べる「量子光学」の基礎や、量子力学を用いた新しい暗号についても解説している。実際の研究で用いられている装置の画像も掲載。少し前に出た本なので最新の研究については書かれていないが、第一線の研究者による解説書で、今でもこの分野のよい入門書となっている。 (ブルーバックス)



誰が本当の発明者か 発明をめぐる栄光と挫折の物語

志村幸雄

蒸気機関車、電球、半導体など、産業技術の進歩に貢献した発明を巡る、技術者たちの先陣争いを描いた本。誰でも知っているつもりの発明に関する、意外なエピソードも多く述べられている。工学系が専門の学生はもちろん、それ以外の人が読んでもなかなか面白い内容を含んでいる。 (ブルーバックス)



電気・電子系

持ちつ持たれつ 生き物とエレクトロニクス

生き物と科学技術の会:編

近畿大学生物理工学部の先生たちが、電波、時計、半導体、液晶、粒子、ユビキタス、アパタイトなどの分野について、やさしく解説。各章読みきりで、小学校高学年から大学生まで幅広い人が楽しめる。『持ちつ持たれつ 生き物とコンピュータ』の姉妹図書。 (電気書院)



電気・電子系

金色の石に魅せられて 新素材探究の旅

佐藤勝昭

金属の「金」以外にも、金色をしている物質は存在する。物質の色は何で決まるか。そこには物質を構成する材料(元素)の深い電子的性質が関わっている。電子・電気材料学とはこれまでにない新たな性質を持つ材料を開発し、電子・電気デバイスに応用あるいは新たなデバイスを創り出す学問だ。そのためには、その材料の持つ電子的性質を深く理解することがとても重要であり、本書で述べられている物質の「色」と「電子物性」の関係を知ることは、その第一歩としてとても重要だ。この本を通して、材料に興味を持つきっかけとなってほしい。 (裳華房)



電気・電子系

数理科学 特集「光と物理学」 2013年3月号

科学の最前線を紹介する月刊誌『数理科学』の特集号「光と物理学」では、身近な自然現象である光の研究を紹介している。その中で電気通信大学の宮本洋子先生は、「光渦と角運動量」というタイトルで、量子力学を使わないと説明できない光の新しい性質について書いている。もう少し具体的には、光が回転しながら進む「光渦」について解説している。数式部分は高校生には難しいが、目に見える現象を中心になるべく数式を用いず言葉で説明するように書かれている。 (サイエンス社)



トコトンやさしい触媒の本

触媒学会:編

触媒は化学工業や環境の分野においてなくてはならない物質。触媒がないと今の私たちの暮らしが維持できないほど重要なのだ。しかし、普通に生活をしていては触媒に触れる機会はない。そんな触媒の機能・役割や実例が簡単にまとめられている。触媒のことを少しでも理解してもらえればと思う。 (日刊工業新聞社)



Arduinoでロボット工作をたのしもう!

鈴木美朗志

実際にロボットを動かすための簡単な手順を丁寧に解説しており、物が動く楽しさを体験できる。一冊で全てを網羅することはできないが、入門書としては重宝する。この本を入り口とし、さらにその仕組みへの理解を深く掘り下げてほしい。そして、ロボットの制御におけるモーションの意味やプログラミングの重要性、ロボット自身の設計に関する実用的な技術を取得していってほしい。 (秀和システム)



進撃の巨人 空想科学読本

柳田理科雄

10mを超える巨人が運動性を確保するために必要な条件や、人間の体重を支える立体起動装置の材料に求められる特性などが、一定の仮定の下に述べられている。仮説から検証というプロセスを、身近な漫画の内容を元に議論しており、理系を学ぶ者の考え方の入門書として興味深い。本書はシリーズで刊行されており、理系を志す高校生に気楽に読んでほしい。 (講談社)



機械系

知能の謎 認知発達ロボティクスの挑戦

瀬名秀明ほか

「知能」「賢さ」とは何かという古くて新しい問いに対して、ロボット研究を通じて答えを探ろうとする研究者たちの議論が紹介されている。人間のように「賢い」ロボットを作るためには結局のところ人間をよく知る必要があるという点をぜひ知ってほしい。少々専門的だが、高校生にもぜひチャレンジして読んでほしい。 (瀬名秀明、浅田稔、銅谷賢治、谷淳、茂木健一郎、開一夫、中島秀之、石黒浩、國吉康夫、柴田智広:著、けいはんな社会的知能発生学研究会:編/ブルーバックス)



情報系

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

コンピュータ生みの親の一人とも言われるイギリス人数学者、アラン・チューリングの数奇な半生を描いた映画。コンピュータが歴史の中でどのように生まれてきたのかをストーリーの中で面白く知ることができる。 (ベネディクト・カンバーバッチ:主演)



電気・電子系

新しい物性物理 物質の起源からナノ・極限物性まで

伊達宗行

半導体、液晶、超伝導などの新物質を創り出すナノテクノロジーは、物性の極限の世界を切り開いてきた。ナノテクノロジーとは、1メートルの10億分の1という極小世界で、新しい物性を持った化学的な作り方の基本原理を明らかにする。なぜこの研究が重要なのか。極小の世界を制御すると、驚くほどの機能が生まれることがわかってきたから。例えば金は大きな塊の時は金色だが、超極薄にすると新しい光学特性が生まれ、濃い緑色になる。このように物性物理学分野の研究の重要性について知ることができる。 (ブルーバックス)



材料系

ゼロからトースターを作ってみた結果

トーマス・トウェイツ

原材料から全て作ることは可能なのか。鉱山で手に入れた鉄鉱石と銅から鉄と銅線を作り、じゃがいものでんぷんからプラスチックを作る。集めた部品を組み立てる。大学院生であった著者が修了制作で、量販店で売っているような単なるトースターを作ってみた、といった単純な話だが、現在の消費社会の矛盾を浮き彫りにしている。視点をちょっとずらすことで常識の裏側の矛盾が見えてくる。 (村井理子:訳/新潮文庫)



機械系

自分で作るハブダイナモ水力発電 (大人の週末工作)

中村昌広

流体工学は簡単に言うと「流れるもの」を扱う工学。対象とする範囲は多岐にわたる。例えば、再生可能エネルギーとして、風力、水力、地熱、海洋エネルギーが注目されているが、これらに流体工学から貢献できる。その1つ。水力発電をやってしまおう!というのが本書。電気回路の知識もほとんどない筆者が、基礎的な知識だけで小水力発電に挑戦した。他に、『200W水力発電装置を作ろう 身近な水の有効利用術』(石田正、パワー社)、『これからやりたい人の小型水力発電入門』(千矢博道、パワー社)も参考に。まずは興味を持ってもらえれば。 (総合科学出版)



化学系

トコトンやさしいフッ素の本

山辺正顕:監修

もっとフッ素に光を! ハロゲン元素のひとつでありながら、有機化学の教科書ではほとんど扱われないフッ素。焦げ付かない調理器具、虫歯予防から宇宙で活躍するフッ素まで、フッ素を含む有機化合物の活躍の場は挙げたらきりがない。その不思議なフッ素の性質に興味を持って欲しい。さらにこれをきっかけとして、自分自身で新物質の開発に携わる楽しさを感じ、社会に貢献する充実感を味わって欲しい。 (F&Fインターナショナル:編/日刊工業新聞社)



化学系

錯体のはなし

渡部正利、山崎昶、河野博之

錯体とは、金属イオンのまわりに分子やイオンが結合したものであり、化学工業や医薬品の分野など広く活躍しているが、残念ながらあまり知られていない。この本では、錯体の発見の歴史から身の回りにある錯体の例などを紹介。高校生にも理解しやすい内容だ。 (米田出版)



化学系

大画面・薄型ディスプレイの疑問100 液晶・プラズマ・有機EL・電子ペーパーはなにが違うのか?

西久保靖彦

誰もが手にしているディスプレイ。その液晶ディスプレイや有機ELディスプレイは「デバイス関連化学」領域の基礎研究が実用化まで達成された例だ。現在も研究が進んでいるが、その専門的な内容を理解するために最低限必要となる基礎的な内容が本書には紹介されている。 (Si新書)



機械系

熱とはなんだろう 温度・エントロピー・ブラックホール…

竹内薫

NHK「サイエンスゼロ」の司会でおなじみ、サイエンスライターの竹内薫さんが、熱力学の重要な話題である、エントロピーやマックスウェルの悪魔をテーマに、その理解に必要な熱力学の基礎を解説する。さらに後半ではブラックホールや超ひも理論も語る。熱現象の広さと深さがよくわかる本だ。 (ブルーバックス)



機械系

下町ロケット

池井戸潤

ドラマ化もされて有名になった小説。亡き父が興した中小企業を継ぎ、ロケットエンジンの主要パーツ開発を行う主人公。様々な軋轢の中、技術を究める日本のモノづくりの現場を垣間見せてくれる。技術者のマインド、チームワーク、夢への意欲、社会の仕組みなどを理解できる。 (小学館文庫)



情報系

やさしい統計入門

田栗正章、藤越康祝、柳井晴夫、ラオ.C.R

視聴率、テストの偏差値、選挙の出口調査など、身の回りにはデータ解析がたくさんある。本書は、データ解析の基本となる平均や分散、相関係数などの記述統計学から始まり、推定・検定といった統計的推測法までを、身近な話題を使ってわかりやすく解説している。さらに、大学で学ぶべきであろう多くの事項を紹介している。 (ブルーバックス)


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