先端の科学技術って

選んでいただいたフィールドの本はこちら。さあ、もっとみてみよう。

科学技術

天地明察

冲方丁

本作品は、日本初の国産暦について、その内容や背景のドラマを読みやすくまとめている。天文学や宇宙論に関連付けながら、科学社会学的にみて、「科学の政治性」を鋭く切り取っている。漫画作品のほか、映画化もされている。 (角川文庫)



化学系

からだと化学物質 カフェインのこわさを知ってますか?

John Emsley、Peter Fell

コーヒーや食品添加物は体の中でどのような作用をするのか。食中毒やアレルギーはどのように起こるのか。摂取量によっては、安全な食品も害になる。食品中の化学物質が、身体の中でどのような作用をするか理解できる。 (渡辺正:訳/丸善出版)



機械系

ロボットにつけるクスリ 誤解だらけのコンピュータサイエンス

星野力

著者が筑波大学時代に趣味のSFを交えて行った、「科学技術とSF」の講義をもとにした本。人工知能をはじめとしたコンピューター・サイエンスを、卒業生と先生との対話形式で語る。 (アスキー)



化学系

マンガでわかる有機化学 結合と反応のふしぎから環境にやさしい化合物まで

齋藤勝裕

高分子化学に特化した書籍類は専門書が大半であり、高校生諸君が読む本としては専門的すぎることが多い。本書は高分子化学の基礎的な部分を含む有機化学全般を、マンガでわかりやすく解説。有機化学は高分子化学を理解する上で必要である。その上で、本書の後半にある高分子化合物の単元を読むとより理解が深まるだろう。 (サイエンス・アイ新書)



機械系

熱とはなんだろう 温度・エントロピー・ブラックホール…

竹内薫

NHK「サイエンスゼロ」の司会でおなじみ、サイエンスライターの竹内薫さんが、熱力学の重要な話題である、エントロピーやマックスウェルの悪魔をテーマに、その理解に必要な熱力学の基礎を解説する。さらに後半ではブラックホールや超ひも理論も語る。熱現象の広さと深さがよくわかる本だ。 (ブルーバックス)



タングステンおじさん 化学と過ごした私の少年時代

オリヴァー・サックス

映画にもなった『レナードの朝』の著者でもある脳神経科医、オリヴァー・サックスの自伝的エッセイ。サックスが幼少期に化学に興味を持つに至ったきっかけは、電球のフィラメントを作る会社経営者であるタングステンおじさんたちとの交流にある。化学の発展史も知ることができる。 (斉藤隆央:訳/早川書房)



物理/素粒子、宇宙

量子コンピュータ 超並列計算のからくり

竹内繁樹

量子コンピュータとは、量子力学を用い、これまでのコンピュータの計算速度の原理的な限界を打ち破ることをめざす技術だ。それは現在の理論を超えたまったく新しいコンピュータ像で、現在最速のスパコンで何百万年もかかる計算が一瞬でできるようになると言われる。この本は「量子コンピュータ」について解説するとともに、光の量子力学的な性質を調べる「量子光学」の基礎や、量子力学を用いた新しい暗号についても解説している。実際の研究で用いられている装置の画像も掲載。少し前に出た本なので最新の研究については書かれていないが、第一線の研究者による解説書で、今でもこの分野のよい入門書となっている。 (ブルーバックス)



火星の人

アンディ・ウィアー

映画『オデッセイ』(リドリー・スコット:監督 マット・デイモン:主演)の原作。火星に1人取り残された科学者が、救援が来るまでの年月、水も空気もない火星で知恵を絞り生き抜いていく様子を描くSF。困難の克服に科学技術的な知恵がいかに役立つかを感じとることができる。 (小野田和子:訳/ハヤカワ文庫SF)



電気・電子系

高校数学でわかる半導体の原理

竹内淳

皆さんが毎日お世話になっている半導体デバイス。この「半分電気を流す」というイメージの言葉からは理解できない、半導体の本当の姿を知り、近年のエレクトロニクスを支えている半導体のすごさを知ってもらいたい。電子デバイス、電子材料の分野で最も進んでいるのは半導体工学の分野であり、新しいデバイス、材料を考える場合は常に半導体との比較が重要になる。その半導体を理解するための本。 (ブルーバックス)



脱藩ベンチャーの挑戦 技術者よ、殻を破ってみないか

飯塚哲哉

筆者は、大企業の開発部長を経て、半導体を扱うベンチャーを創業し、超優良企業に育て上げた技術者出身の経営者。日本経済を再生するのはベンチャー企業であるとの信念を持ち、日本ではベンチャーを育てる風土がないことを憂う。技術者としてのチャレンジの重要性が感じられる。  (PHP研究所)



トコトンやさしい超伝導の本

下山淳一

「超伝導は100年以上前に発見された特異な物理現象であり、材料化後も約50年の歴史を持つも、未だに未来材料として期待され、また毎年、続々と新しい超伝導体が発見されています。今なお謎が多い(=夢が多い)研究課題です。」と語る、青山学院大学で超電導を研究する下山淳一先生の著書。超電導が生じるメカニズムや、超電導材料の種類、実際に世の中に応用する場合に期待されるメリットなどがイラストなどを用いながらわかりやすく解説されている。 (日刊工業新聞社)



ナノカーボンの科学

篠原久典

ナノ構造化学は、フラーレンやナノチューブの発見が契機となって大きく発達した。炭素のナノ物質は金属原子などと比較して、かなり異なった性質を持っており、研究が活発だ。本書では、フラーレンやナノチューブが発見され、炭素のナノ物質化学が爆発的に発展した時代を最前線で活躍してきた著者により、生き生きと語られている。炭素ナノ物質のみでなく、科学一般についてその魅力が語られており、高校生にはぜひ読んでほしい一冊だ。 (ブルーバックス)



電気・電子系

数理科学 特集「光と物理学」 2013年3月号

科学の最前線を紹介する月刊誌『数理科学』の特集号「光と物理学」では、身近な自然現象である光の研究を紹介している。その中で電気通信大学の宮本洋子先生は、「光渦と角運動量」というタイトルで、量子力学を使わないと説明できない光の新しい性質について書いている。もう少し具体的には、光が回転しながら進む「光渦」について解説している。数式部分は高校生には難しいが、目に見える現象を中心になるべく数式を用いず言葉で説明するように書かれている。 (サイエンス社)



機械系

工学の歴史 機械工学を中心に

三輪修三

機械工学を理解するには、技術史から学ぶことが最も効果的だ。古代、中世、産業革命を経て、近代、現代まで、工学の歴史を機械工学を中心に解説する。過去から学びヒントを得ることができるだろう。 (ちくま学芸文庫)



科学技術

制御工学の考え方 産業革命は「制御」からはじまった

木村英紀

技術とはつまるところ、何かをコントロールすることだ。本書は蒸気機関の速度調節から始まり、現代の高度な制御技術まで、制御技術の発展を豊富な事例とともに紹介している。制御技術の思想の進展を通して、技術とは何かに関する考えを深めてくれる。 (ブルーバックス)



電気・電子系

ここまで進んだ超電導応用技術

超電導の技術や応用を、初学者にもわかりやすいように、約25分の映像教材にまとめた。パワー応用分野とエレクトロニクス分野において、多くの企業や大学、研究機関から映像の提供を受け制作している。低温工学・超電導学会のHP(http://www.csj.or.jp/caj/2009/DVD.html)から購入できる。 (低温工学・超電導学会 大嶋重利:監 )



材料系

光化学の驚異 日本がリードする「次世代技術」の最前線

光化学協会:編

光化学の分野から、新たな技術が次々と生まれている。光と生命の関わりや、光触媒、光加工、ナノ次元の分析などの先端成果を紹介。「光ピンセット」の解説は、知っている人にも知らない人にも面白く、一見の価値があると感じさせてくれる。 (ブルーバックス)



すごいぞ!身のまわりの表面科学 ツルツル、ピカピカ、ザラザラの不思議

日本表面科学会:編

温泉の鏡はなぜ曇らない?うるおいのある肌の秘密とは?脳の中の表面って何?サメ肌水着はなぜ速く泳げるのか?鏡、肌、サメ肌、脳の表面…、どれをとっても「表面」に違いない。身近な表面から最先端ナノテクノロジーの表面科学まで、様々な表面に関する疑問を解説する。表面化学について研究する大学や企業の研究者が所属する「日本表面科学会」が一般向けの啓蒙書として編集。 (ブルーバックス)



エネルギー・資源系

Newton2015年1月号 核融合への夢

月刊科学雑誌『Newton』の核融合特集。核融合発電の原理や特徴が大変わかりやすく、図解入りで示されている。核融合の基本から、最新の内容まで記述されている。バックナンバーを入手するか、図書館等にあれば、ぜひ見てほしい。 (ニュートンプレス)



情報系

メディア・リテラシー

菅谷明子

インターネットをはじめ、現代の世の中にあふれかえるメディア情報は今後ますます増える一方で、それらとどう付き合っていくか(=リテラシー)もますます重要となる。本書では、イギリス、アメリカ、カナダのメディア教育を紹介しつつ、その付き合い方を考える。インターネットなどITを活用したサービスやコンテンツなど向き合うための、適切な基準や根拠に基づく、論理的で偏りのない思考方法を学ぶことができる。 (岩波新書)


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