「緑」に関心があるなら、こんな学問をみてみよう

学問を選ぼう。注目の研究と学べる大学がわかる!

★は関連度

★★★ 植物分子・生理科学
光合成のしくみ、植物ホルモンの働きを解明
★★★ 森林科学
林業を支え、森の保全で地球温暖化にも挑む
★★★ 環境農学(含ランドスケープ科学)
里山も、緑ある農業も、都心の公園も作るため
遺伝育種科学
農作物の交配、遺伝子探し・編集という品種改良
植物栄養学・土壌学
肥料は有機へ、持続可能な農地の土壌改良を
地域環境工学・計画学
水と緑の豊かな農地を創る
農業環境・情報工学
高効率で環境に優しいスマート農業を創出

◆緑◆

豊かな自然や、農作物として恵を与えてくれる

緑といえば植物。植物の緑色を作る葉緑素や葉緑素の光合成での働きなど、植物について生物学的に研究するのは【植物分子・生理科学】の領域。より役に立つ農作物の開発を研究するのは【遺伝育種科学】、農作物をはじめとする植物の栄養や土について研究するのは【植物栄養学・土壌学】の領域となる。

【森林科学】では、森林について、その地帯に育成する植物や動物や微生物、生態系、水循環の中での森林の役割、地球環境問題との関係、林業など、様々な角度から研究する。

植物を食料として活用する農業も緑と関係する学問だ。農学の中では、例えば【地域環境工学・計画学】では、潅漑施設や農地の整備などについて研究し、【農業環境・情報工学】では、農業機械や植物工場、ITの農業への利用などについて研究している。また【環境農学(含ランドスケープ科学)】では、トウモロコシなど農作物を燃料にするバイオマスや農村の生物多様性、都市の緑化など、農学と他の学問との境界領域について、幅広い研究を行っている。