環境に配慮した燃料の利用のために、「燃える」を追求
今も、世界のエネルギー供給の8割は化石燃料
化石燃料は、二酸化炭素を出すので使ってはいけないと言われてはいますが、全世界の8割以上のエネルギー供給は化石燃料で賄われています。
新しいエネルギーを作り出すことは、今本当に必要とされていますが、同時に今ある燃料を上手に使うことが求められていると言えます。
どんなものでも、“上手に使う”ためには、扱い方を理解する必要があります。燃料の場合は、エネルギーを取り出す過程である「燃える」過程で何が起きているかを理解することが求められます。
「すす」が燃焼を上手に使う鍵
燃料が燃える際には、「すす」が出ることがあります。すすは、大量に発生すると環境(と人体の健康)に悪影響を及ぼしてしまいます。一方で、光によって熱を外部に伝える際には重要な役割を担うため、場合によっては必要となります。
したがって、すすを必要なところで生成させて、必要がなくなったら、外界には出ていかないように焼失させることが求められます。それによって燃料を上手に使うことができるようになる可能性があります。
身近なのにわかっていなかったすすの生成
この研究は、エネルギーを上手に使うために、今まで身近にあったにもかかわらず、細かいところがわかっていなかった、液体、固体の燃料を燃やした際のすすの生成を明らかにすることを目的としています。
これまで身近にあったのに、知ることができなかったことを見て、利用することができるようになると、今の環境をより“上手に使う”ことができるヒントとなり得ます。
現在利用されている一次エネルギーの半分以上は、化石燃料を利用して得られています。環境への負荷を低減しつつエネルギーを有効に利用することは、新しいエネルギーを利用できるようにすることと同様に、重要な項目です。
燃料の持つ化学エネルギーを外部へと伝える役割を担う、「すす」の生成過程を理解し、燃焼利用の中で制御することで、燃料の利用効率を向上し、かつ環境への負荷を低減するエネルギー利用技術を開発することが可能になります。
◆林先生のページ(Kyoto University, Combustion & Power Engineering Lab HP)
◆エネルギー変換科学専攻の林潤准教授が科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞を受賞しました(エネルギー科学研究科ニューストピック)
Q1.18歳に戻って大学に入るなら何を学ぶ? 工学 |
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Q2.感動した映画は?印象に残っている映画は? 『プラダを着た悪魔』 |
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Q3.大学時代の部活・サークルは? スキー |