公的サービス民営化は地方では有効か
鉄道や航空サービス、かつては国が供給
皆さんが日常生活をする中で電気や水、ガスといった必要不可欠なサービスはどこから購入しているでしょうか。電気であれば各種電力会社から、水であれば各地方自治体から、ガスであれば様々な企業から購入していると思います。これらのサービスの多くは、以前は国が供給していたことをご存知でしょうか。また、鉄道や航空サービスも、以前は国によって供給されていました。
最近では空港が民営化
ところが、近年、これらのほとんどのサービスの供給を民間企業も行うようになりました。それに伴って、国によるサービス供給を民間企業に移譲する流れが出来てきました。
国によるサービス供給を民間企業に移譲することを、「民営化」と呼びます。直近では、国が管理運営している空港の民営化が最もメジャーな事例になると思います。
都市部では民間企業が競争、地方では…
ところで、国は、様々なサービスを都市部だけではなく地方に対しても供給しています。都市部には、他にも多くの民間企業が存在し競争が行われているので、民営化をしても影響はほとんどないと予想されます。
しかし、地方には採算が取れないなどの理由で民間企業の参入が行われていないことが多々あります。そのような地方の視点から見ると、民営化はサービスの価格を吊り上げるなど、望ましくないことを生じさせる可能性があります。
私の研究は、上記のような現状を鑑み、国が都市部と地方の両方にサービスを供給している産業を民営化することが妥当な政策かを、理論的に明らかにすることです。
「複数市場に財を供給する公企業の部分民営化政策についての研究」
Q1.18歳に戻って大学に入るなら何を学ぶ? 数学 |
|
Q2.日本以外の国で暮らすとしたらどこ? 1年を通して涼しいところがいいです。 |
|
Q3.大学時代のアルバイトでユニークだったものは? テレビ局 |
|
Q4.研究以外で楽しいことは? 温泉 |