科学教育

科学館

科学館に行って、数学の世界を広げよう


花木良先生

岐阜大学 教育学部 学校教育教員養成課程 数学教育講座(教育学研究科 教職実践開発専攻 サイエンス系)

出会いの一冊

秋山仁のこんなところにも数学が!

秋山仁、松永清子(扶桑社文庫)

数学体験館でもお馴染みの秋山仁先生が、身近にある数学を伝えている本です。

こんな研究で世界を変えよう!

科学館に行って、数学の世界を広げよう

魅力を伝えきれず数学嫌いを生んだ

皆さんは、数学を学ぶのが好きですか。何のために学んでいますか。数学嫌いな人や、受験のためだけに数学を勉強している子もいると思います。それは数学の魅力を十分に知る機会が少なかったり、楽しむ経験をしてこなかったりといった原因が考えられます。

数学の世界はとても広く、様々な応用があり、それらを知ることで数学の魅力を知ったり興味を持ち、数学を生かそうとしたりできると思います。しかし、学校数学の中では教科書の小さなコラムで伝えられるくらいで、充分な状況ではありません。

科学館に数学ブース、楽しめる展示物を考案

また、美術を楽しむのに美術館、音楽にはコンサートホール、歴史には資料館などがあります。ところが、数学を楽しむ場は多くありません。科学館の一部で数学が扱われていることがありますが、それも多くないことが指摘されています。

そこで、科学館を通じて数学の世界を広げて魅力を伝える研究をしています。数学の展示物を考案したり教員を目指す学生とともに子どもたちに数学のブースを出展したりしています。

これらの経験は、未来を担う子どもを教える教員にとって有効であり、普及していくことを望んでいます。「科学館にいったら算数・数学の世界が広がる」「算数・数学は楽しい」「数学を生かそう」「数学が趣味だ」「数学を使って工作しよう」と多くの人が思うような世界を目指して、研究を進めています。

子ども向けワークショップの様子
子ども向けワークショップの様子
先生の専門テーマ<科研費のテーマ>を覗いてみると

「教員養成における科学館展示や探究活動を取り入れた数学科目に関する実践的研究」

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どこで学べる?
先生の研究室・ゼミでは

研究室やゼミの指針は、学生の興味で自由に考えさせることです。じゃんけんや4次元の図形を研究したり、中学生への証明指導を考えたりしている学生がいます。

もっと先生の研究・研究室を見てみよう

花木先生のページ

ゼミ生との一コマ
ゼミ生との一コマ
先生に一問一答
Q1.18歳に戻って大学に入るなら何を学ぶ?

今と同じく、数学と教育を学びたいです。

Q2.日本以外の国で暮らすとしたらどこ? 

日本が一番。食事が素晴らしいです。

Q3.一番聴いている音楽アーティストは?

TMN。特に『MESSaGE』。

Q4.研究以外で楽しいことは?

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