建設現場や工場で働く女子を応援!彼女たちの悩みを調査
工業を学び、現場で活躍「工業系女子」
「工業系女子」って、聞いたことあるでしょうか。白衣を着て、研究所で日々実験に取り組むようなイメージの「理系女子(リケジョ)」とは、少し違います。それは、工業高校で学ぶ女子生徒や、建設業や製造業などの現場仕事で活躍する女性などを指す言葉として使われています。
優秀な女子生徒を採用したい
従来、現場仕事は男性の仕事とみなされ、工業高校の研究でも男子生徒が注目されがちでした。しかし、最近のテレビCMやマンガでは建設現場で活き活きと働く女性が描かれ、また「土木女子」や「電工女子」の写真集も刊行されています。
実際に「優秀な女子生徒を採用したい」という建設会社や工場も増えているようで、工事現場では「安全第一」の横に「『建設小町』活躍中!!」と書かれていることも。オシャレな現場用仮設トイレや作業服が増えてきたことも「工業系女子」の存在感を示しています。
少数派ゆえに苦労も
この背景には、業界の人手不足に加え、女性活躍推進政策の影響があるようです。男社会と思われていた場所で女性が活躍できるのは、望ましいことです。とはいえ、彼女らは学校・職場ではいまだ少数派で、職業選択や職業生活でしばしば困難を経験しています。
しかし、その実態は学術的にほとんど検討されていません。少数派だからこそ、彼女らの経験を丁寧に調査し、キャリア支援につながる研究が必要です。
そこで私は「工業系女子」の研究を始めました。彼女らには、工業教育を受けた経験を活かして働く人も、様々な理由で違う業界にシフトした人もいます。彼女らの多様なキャリア形成と工業教育の実態をふまえ、現代の日本社会において人びとの学びや仕事、生活の充実に役立つ知見を得たいと考えています。
「工業系女子のキャリア形成にみる職業教育の現代的課題」
◆講義「キャリア形成支援の教育臨床学」では
「キャリア」や「自立」という概念を社会学的に問い直した上で、子ども・若者の「大人になる」過程と意味を検討・構想しています。その場合の「大人」という概念さえ再考するなど、多面的で批判的な見方・考え方を鍛えます。
◆「大人になる」って、なんだろう?(愛媛大学 最先端研究紹介 infinity)
◆主な仕事
◆学んだことはどう生きる?
教育社会学を専門的に学ぶことで、「あたりまえ」「常識」とみなされがちな問題に敏感であろうとし、問題の本質を社会の特質から理解するための「社会学的想像力」を鍛えます。この想像力は、どのような分野、業界でも人びとが生き働く環境を改善したり、環境のなかでよりよい生き方・働き方を模索するのに役立つと思います。そのため、卒業生は、学校教員や公務員、民間企業といった幅広い分野に就職していきます。また、大学院に進学して研究を深め、研究者になる人もいます。
教育の理論や思想、教育の現象や制度・政策などに関する哲学的・歴史的・社会学的・国際比較的研究、生涯学習や社会教育、教育課程や教育方法・技術、教育行政・学校経営に関する理論的・実践的研究、国際教育協力・教育開発、高等教育、幼児教育などについて、体系的知識を提供し、教育に関する高い識見と総合的な判断力をもつ専門的人材の育成を目指します。
3年次になると、自分の興味あるテーマに関して本や論文を講読し、発表する少人数の授業がスタート。それは、やがて4年次の卒業論文へと発展します。
(広島大学教育学部第五類(人間形成基礎系)教育学系コース ウェブサイトより抜粋)
Q1.感動した映画は?印象に残っている映画は? 『アルマゲドン』 |
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Q2.熱中したゲームは? 『ウィニングイレブン』 |
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Q3.大学時代の部活・サークルは? サッカー |
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Q4.大学時代のアルバイトでユニークだったものは? 交通量調査 |
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Q5.研究以外で楽しいことは? 魚釣り、ゴルフ |