マルチメディア・データベース

画像セキュリティ

AIが作った画像に識別情報を埋め込み、責任あるAI利用を実現


今泉祥子先生

千葉大学 情報・データサイエンス学部(大学院情報・データサイエンス学府)

出会いの一冊

こんな研究で世界を変えよう!

AIが作った画像に識別情報を埋め込み、責任あるAI利用を実現

偽画像、著作権侵害など問題も起きている

AIは、スマートフォンの顔認証や自動運転、医療画像の診断など、私たちの生活のさまざまな分野で使われている技術です。最近では宇宙開発や防災の分野でも活躍しており、とても身近なものになりました。

しかし、この便利な技術には大きな課題もあります。例えば、ディープフェイクと呼ばれる、人の顔を入れ替えた偽の動画や画像が作られ、著作権や肖像権を侵害する問題が起きています。いま世界では、責任を持ってAIを使う「責任あるAI」が強く求められています。その対策の一つとして、AIが作った画像に見えない識別情報を埋め込む方法が考えられています。

AIで高精度に見分ける研究も

一方、AIで高性能なモデルを作るには、多くの時間と計算資源が必要です。そのため、完成したAIモデル自体も著作物として保護する必要があります。さらに、学習に使う画像や認識対象となる画像にも、著作権やプライバシーがあります。もしクラウドなど第三者のサービスを使う場合には、それらを守る仕組みも大切です。

私は、画像の暗号化や情報の埋込みといった画像セキュリティを研究しています。最近は、人間の目では区別しにくい違いをAIで高精度に見分ける方法や、連合学習という複数の機関がデータを共有せずに協力して学習する仕組みにも取り組んでいます。AIが作った画像に識別情報を埋め込み、暗号化された状態でも見分けられるようにすることで、著作権やプライバシーを守りつつ、安全で信頼できるAI利用につなげたいと考えています。

AIが作成した画像には識別情報を、学習済みのAIモデルには著作権情報を、それぞれ目に見えない形で埋め込みます。画像とAIモデルは、いずれも暗号化された状態で扱われます。このような条件下でも、高い精度で正しく判定できるよう実現を目指すことが、この研究の大きな挑戦です。
AIが作成した画像には識別情報を、学習済みのAIモデルには著作権情報を、それぞれ目に見えない形で埋め込みます。画像とAIモデルは、いずれも暗号化された状態で扱われます。このような条件下でも、高い精度で正しく判定できるよう実現を目指すことが、この研究の大きな挑戦です。
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2014年公開の映画であるにも関わらず,雪だまを投げたあとの砕け方など、当時のCG表現がすばらしいと思っています。

一問一答
Q1.18才に戻ってもう一度大学に入るならば、学ぶ学問は?

変わらず同じ道に進むのかなと思います。

Q2.研究以外で、今一番楽しいこと、興味を持ってしていることは?

学生時代から旅行が好きです。これまでよく知らなかった土地の歴史や文化に直接触れ、学ぶことは自分の生き方にとても役に立っていると思います。

Q3.好きな言葉は?

一期一会:その機会は二度あるとは限らない、だから一つ一つの出会いを大切に、責任と誠実さをもって対応するよう心がけています。


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