エネルギー・資源系の本

風力発電が世界を救う

牛山泉

世界中で風車の導入が進んでいるが、日本の導入量はまだまだ少ない状況だ。この本では、風車の歴史背景や技術開発の動向などに加えて、日本の風力発電のポテンシャル、再生可能エネルギーの今後の展望についても述べている。これから先、日本で風車を導入するために大切なことを話しており、とても参考になる。 (日本経済新聞出版社)



グリーンパワーブック 再生可能エネルギー入門

編者のThink the Earthは「エコロジーとエコノミーの共存」をテーマに2001年に発足したNPO。グリープロジェクトとは、経済産業省エネルギー庁が中心になり、官民で再生可能エネルギーの普及を考えるプロジェクトのことで、その一貫としてこの本は作られた。各再生可能エネルギーのメリット、デメリットがイラストを使いわかりやすく書かれている。 (Think the Earth、GREEN POWER プロジェクト:編/ダイヤモンド社)



トコトンやさしい核融合エネルギーの本

井上信幸、芳野隆治

核融合エネルギーの意義や原理などを、わかりやすく平易に説明している。エネルギーは人類の活動の基盤であり、特に、資源の無い日本にとってどのように確保するかは、最大課題の一つである。プラズマ核融合エネルギーの長所、短所を良く理解して、未来のエネルギーについて考えてほしい。 (日刊工業新聞社)



カラー図解 プラズマエネルギーのすべて

プラズマ・核融合学会:編

カラーできれいに図解した、わかりやすいプラズマ・核融合の解説書。プラズマとは何かに始まり、核融合反応とプラズマの関係、最新の核融合研究の内容とその未来の描像について、詳細に第一線で活躍している研究者が易しく説明している。特に最終章では、プラズマエネルギーと未来社会の関係性について解説していて、エネルギー問題、地球温暖化対策からプラズマエネルギーの期待やどうすればプラズマエネルギーの研究者になれるかなど、若い人にとって興味ある内容となっている。 (日本実業出版社)



希望の現場 メタンハイドレート

青山千春、青山繁晴

新資源メタンハイドレートの研究者で、魚群探知機を使った探査方法の特許を持つ青山千春先生(東京海洋大学)による著書。メタンハイドレートの国内での開発状況、実用化に向けての課題など、メタンハイドレートの現状を知ることができる。 (ワニ・プラス)



チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る

大河内直彦

著者は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)に所属する、生物地球化学が専門の研究者。数千メートルの海底にある堆積物を採取し、堆積物の酸素同位体の計測から数万年前の温度を突き止めるといった具合に、この本は、海洋地質とそれによる気候変動予測についてくわしく描かれている。講談社科学出版賞を受賞し、単なる学術書でない良質の科学ノンフィクションという評判が高い。 (岩波現代文庫)



日本沈没

小松左京

1973年(昭和48年)に刊行された小松左京によるSF小説。「日本人が国を失い放浪の民族になったらどうなるのか」をテーマに据えて、日本列島の沈没をテーマに描かれた小説だが、興味深いのは著者の地球物理学への関心の高さ。日本列島を沈没させるという大掛かりな舞台設定のために駆使されたのが、当時やっと認知され始めていたプレート・テクトニクスであり、この作品はその分野を広く紹介する役割をも果たしたという。映画化もされている。 (小学館文庫)



Newton2015年1月号 核融合への夢

月刊科学雑誌『Newton』の核融合特集。核融合発電の原理や特徴が大変わかりやすく、図解入りで示されている。核融合の基本から、最新の内容まで記述されている。バックナンバーを入手するか、図書館等にあれば、ぜひ見てほしい。 (ニュートンプレス)



トコトンやさしいプラズマの本

山崎耕造

将来、夢のエネルギーとして期待される核融合やプラズマについて、見開きのイラストを交えながら分かりやすい言葉で記述している。磁場閉じ込め核融合については、基礎から課題までを網羅して詳しく紹介している。 (日刊工業新聞社)



理工系のための原子力の疑問62

関本博

福島第一原子力発電所の事故後、電力供給における原子力の依存度を可能な限り引き下げることが国の方針として示された。しかし、世界ではむしろ原子力発電所の新設や増設の動きが加速している。本書では、原子力の基礎から最近の新しい原子力発電システムまで分かりやすく解説されており、科学的見地から原子力の意義と必要性を考える上で大変参考になる。 (Si新書)


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