エネルギー・資源系の本

グリーンパワーブック 再生可能エネルギー入門

編者のThink the Earthは「エコロジーとエコノミーの共存」をテーマに2001年に発足したNPO。グリープロジェクトとは、経済産業省エネルギー庁が中心になり、官民で再生可能エネルギーの普及を考えるプロジェクトのことで、その一貫としてこの本は作られた。各再生可能エネルギーのメリット、デメリットがイラストを使いわかりやすく書かれている。 (Think the Earth、GREEN POWER プロジェクト:編/ダイヤモンド社)



Newton2015年1月号 核融合への夢

月刊科学雑誌『Newton』の核融合特集。核融合発電の原理や特徴が大変わかりやすく、図解入りで示されている。核融合の基本から、最新の内容まで記述されている。バックナンバーを入手するか、図書館等にあれば、ぜひ見てほしい。 (ニュートンプレス)



希望の現場 メタンハイドレート

青山千春、青山繁晴

新資源メタンハイドレートの研究者で、魚群探知機を使った探査方法の特許を持つ青山千春先生(東京海洋大学)による著書。メタンハイドレートの国内での開発状況、実用化に向けての課題など、メタンハイドレートの現状を知ることができる。 (ワニ・プラス)



ミクロな化石、地球を語る 微化石に刻まれた絶滅と再生

谷村好洋

微化石とは、主に顕微鏡でしか同定できない、大きさ数ミリメートル以下の特に小さい化石のことをいう。実は産出する数としては化石の中で最も多い。この本は、微化石に刻まれた地球上の生命体の絶滅と再生の記録をひも解いていく。微化石を対象とする研究は、微古生物学と呼ばれる。微古生物学一般について、ジュニア向けにやさしく書かれている。 (技術評論社)



チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る

大河内直彦

著者は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)に所属する、生物地球化学が専門の研究者。数千メートルの海底にある堆積物を採取し、堆積物の酸素同位体の計測から数万年前の温度を突き止めるといった具合に、この本は、海洋地質とそれによる気候変動予測についてくわしく描かれている。講談社科学出版賞を受賞し、単なる学術書でない良質の科学ノンフィクションという評判が高い。 (岩波現代文庫)



日本沈没

小松左京

1973年(昭和48年)に刊行された小松左京によるSF小説。「日本人が国を失い放浪の民族になったらどうなるのか」をテーマに据えて、日本列島の沈没をテーマに描かれた小説だが、興味深いのは著者の地球物理学への関心の高さ。日本列島を沈没させるという大掛かりな舞台設定のために駆使されたのが、当時やっと認知され始めていたプレート・テクトニクスであり、この作品はその分野を広く紹介する役割をも果たしたという。映画化もされている。 (小学館文庫)



新炭素革命

竹村真一

炭素を用いたこれからのさまざまな夢の技術について紹介している。例えば1メートルの100億分の1という超極薄で作られるナノチューブは、鉄より強くて軽い素材として期待されている。ナノチューブは、炭素原子60個がサッカーボール状に結合した新素材だ。コンピュータの半導体チップは、現在シリコンをベース素材にするのが主流だが、炭素化合物を素材に使う「有機太陽電池」が期待されているなどなど。著者は、京都造形芸術大学教授。世界初のデジタル地球儀「触れる地球」を開発で知られ、ITを駆使した地球環境問題への独自な取組みを進める。 (PHP研究所)



トコトンやさしいプラズマの本

山崎耕造

将来、夢のエネルギーとして期待される核融合やプラズマについて、見開きのイラストを交えながら分かりやすい言葉で記述している。磁場閉じ込め核融合については、基礎から課題までを網羅して詳しく紹介している。 (日刊工業新聞社)



新・核融合への挑戦

吉川庄一、狐崎晶雄

さっと頁をめくると難しく感じるかもしれないが、内容は数式を全く使わずに説明されているのに加え、身近な比喩なども折り込まれていて、分かりやすい。プラズマから核融合発電までを網羅して理解することができる。これらの本を読むことで、核融合という開発研究において、日本が世界をリードしていることも理解できるだろう。 (ブルーバックス)



カラー図解 プラズマエネルギーのすべて

プラズマ・核融合学会:編

カラーできれいに図解した、わかりやすいプラズマ・核融合の解説書。プラズマとは何かに始まり、核融合反応とプラズマの関係、最新の核融合研究の内容とその未来の描像について、詳細に第一線で活躍している研究者が易しく説明している。特に最終章では、プラズマエネルギーと未来社会の関係性について解説していて、エネルギー問題、地球温暖化対策からプラズマエネルギーの期待やどうすればプラズマエネルギーの研究者になれるかなど、若い人にとって興味ある内容となっている。 (日本実業出版社)


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