◆精密加工◆

材料の加工精度を上げ、より精密なものづくりへ

精密加工とは、誤差なく高い精度で行う加工のこと。精密加工は、製品の小型化、高性能化を実現する上で欠かせない技術だ。レーザーやプラズマを使うことで、従来は不可能だったナノレベル、原子レベルの精度が要求される超精密加工も可能となった。最近は、複雑な構造の部品を高精度で製作できる3Dプリンターも登場している。

精密加工が必要とされる代表的な分野には、エレクトロニクス産業での半導体加工や光学精密機器産業でのレンズ加工などがある。ほかにも、バイオ産業でのバイオチップの製造、ロケット産業でのねじ１本まで誤差のない部品製造など、さまざまな分野で精密加工が必要とされている。

こうしたより優れた精密加工法や新しい精密加工法の研究開発を担うのは、機械工学の【生産工学・加工学】の分野となる。