公共放送の役割とは何か ドイツと日本を比較し検証
インターネット活用がNHKの必須業務に
ドジャースの試合中継や朝ドラ、ニュースなど、NHKの番組をテレビで視聴している方は多いかと思いますが、こうしたテレビ番組に加えて、NHKは現在、多くのコンテンツをインターネット上で配信しています。この配信は、NHKのインターネット活用業務と呼ばれていますが、実は2024年5月24日の放送法改正によって、この業務が「必須業務」に格上げされました。
具体的には、従来はNHKのインターネット活用業務は「任意業務」として位置付けられ、あくまでテレビ・ラジオの補完として抑制的に運用されていました。ところが、今やインターネットを通じた放送番組の同時配信、見逃し配信、放送番組の番組関連情報の配信は、NHKの必須業務となったのです。
一方では批判も
この変更は、受信料を支払っている一般のネットユーザーにとっては悪くない話に思えるかもしれませんが、実際にはおいそれとはいかない状況です。
特に、年間6125億円(2024年度)という莫大な受信料収入を得ているNHKが豊富な資金をもってインターネット・コンテンツを充実させると、競争社会のなかで頑張っている民間のメディアや新聞社の業務を圧迫するのではとか、そもそもNHKには民放とは異なる任務があるはずなのに実際にやっていることはほぼ一緒ではないか、という批判が唱えられています。
ドイツでも公共放送について議論
この問題に対して、「NHKをぶっ壊す!」というアプローチも面白いですが、同様の問題を抱えていて既に2009年から法律を整備し、公共放送の任務とは何かという問題についてかなり長いこと議論しているドイツを参考に、解決の糸口を見い出そうとするのが本研究の目的です。
2016〜2017年にドイツ・ケルン大学のメディア法・通信法研究所という所で研究滞在をしたことが、本テーマを研究しようと思った直接のきっかけです。
同研究所では、当時、ドイツの放送法の専門家であるハイン教授と、現在ドイツやベルギーで弁護士として活動している三名の若い助手がこのテーマに熱心に取り組んでいて、私自身は本来別のテーマを目的としてケルンに行ったのですが、ドイツにはこんな面白い議論があるんだと、目から鱗でした。
「公共放送のオンライン・コンテンツに関する責務と法規制をめぐる日独比較研究」
◆主な業種
(1) 官庁、自治体、公的法人、国際機関等
(2) 商社・卸・輸入
(3) 自動車・機器
◆学んだことはどう生きる?
多くのゼミ生が、とりわけ東海地方の市役所や県庁で公務員として働いています。また、大学職員や警察官として就職した後、職場から海外に長期派遣された卒業生もいました。さらに、在学中にカタール航空の客室乗務員に就職し、現在もカタールから世界を飛び回っている元ゼミ生もいます。
本学科では、ドイツ語の勉強だけでなく、ドイツの法律、政治、歴史、文学、文化、言語、北欧語を、同時に幅広く研究できます。また、第二外国語として、スペイン語、ロシア語、韓国語、インドネシア語、ラオス語などの言語を勉強している学生もいます。
| Q1.18才に戻ってもう一度大学に入るならば、学ぶ学問は? ヨーロッパの大学を毎年転々としながら、各国の言語と法律学を学びたい。 |
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| Q2.日本以外の国で暮らすとしたらどこ? ドイツ。幼少期も含めトータルで5年以上住んでおり、第二の故郷になっているから。 |
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| Q3.一番聴いている音楽アーティストは? 最近は、Vanessa Maiというドイツ人アーティストの「Himbeerrot」(2024)という曲をよく聴いています。 |
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| Q4.研究以外で、今一番楽しいこと、興味を持ってしていることは? テニスの草トーナメントに出て、試合に勝つこと。 |

