金属・資源生産工学

「金属生産工学」は鉱石から金属を精製し、溶解、鋳造という方法で金属材料を作る古くからの学問。「資源生産工学」は、廃棄自動車や電気・電子機器からレアメタルなど分離回収する金属リサイクル工学

都市鉱山   スプリング8   環境系材料工学   エコマテリアルの開発

学べる大学は?

研究をリードする大学

大学詳細

東北大学

工学部 材料科学総合学科 金属フロンティア工学コース
【 主な研究者 】
竹田修 安斎浩一 及川勝成 長坂徹也
工学部 材料科学総合学科 材料環境学コース
【 主な研究者 】
村上太一 葛西栄輝
工学部 機械知能・航空工学科 エネルギー環境コース
【 主な研究者 】
福山博之

東京大学

工学部 マテリアル工学科
【 主な研究者 】
長汐晃輔 小関敏彦 森田一樹

京都大学

工学部 物理工学科 材料科学コース
【 主な研究者 】
野瀬嘉太郎 邑瀬邦明 宇田哲也 安田秀幸
工学部 工業化学科 工業基礎化学コース
【 主な研究者 】
野平俊之

九州大学

工学部 物質科学工学科 材料科学工学コース
【 主な研究者 】
齊藤敬高 大野光一郎 宮原広郁

大阪大学

工学部 応用理工学科 マテリアル生産科学科目 マテリアル科学コース
【 主な研究者 】
内藤牧男 田中敏宏

北海道大学

工学部 応用理工系学科 応用マテリアル工学コース
【 主な研究者 】
大野宗一 鈴木亮輔 岩井一彦 菊地竜也 秋山友宏

岩手大学

理工学部 物理・材料理工学科 マテリアルコース
【 主な研究者 】
水本将之

秋田大学

理工学部 物質科学科 材料理工学コース
【 主な研究者 】
麻生節夫 棗千修 田口正美

名古屋大学

工学部 マテリアル工学科
【 主な研究者 】
興戸正純 市野良一

室蘭工業大学

工学部 機械航空創造系学科 機械システム工学コース
【 主な研究者 】
清水一道
工学部 機械航空創造系学科 材料工学コース
【 主な研究者 】
平井伸治

芝浦工業大学

工学部 材料工学科
【 主な研究者 】
石崎貴裕 永山勝久 正木匡彦

その他の優れた大学

大学詳細

愛媛大学

工学部 機能材料工学科

【材料プロセス工学分野】 高温で溶けた酸化物の性質に関する研究。

九州工業大学

工学部 マテリアル工学科

【製錬リサイクル工学分野】 界面における熱や物質の移動現象の解析とその応用。

千葉工業大学

工学部 先端材料工学科

【金属製錬分野】 有機溶媒(油)を用いたレアメタルの分離、回収。

早稲田大学

創造理工学部 環境資源工学科

【資源循環工学分野】 電気パルス(雷)を使って、使用済みの製品からレアメタルを含有する部品だけを分離する研究。

防衛大学校

理工学専攻 機能材料工学科

【鋳造・凝固】 普通の工学部と同じ教育研究体制である。


海外で学ぶなら

大学詳細

Pryazovskyi State Technical University/Pryazovskyi州立工科大学(ウクライナ)

Metal Science and Heat Treatment of Metals

【材料工学、耐摩耗】 材料の性能を熱処理を行うことで最大限に引き出そうと試みている。

University of Queensland/クイーンズランド大学(豪)

School of Chemical Engineering

【酸化物系状態図】 各種製錬、廃棄物処理で用いられる酸化物の状態図を実験により作成、さらにモデル計算によりデータベース化を進めている。

韓国海洋大学(韓)

エネルギー資源工学科

【金属リサイクル】 湿式法による廃基板からのスズの回収など、韓国における金属リサイクルの研究拠点。

Universidad de Chile/チリ大学(チリ)

Department of Mine Engineering

【非鉄製錬と鉱物処理】 資源国チリならではの課題である鉱石からのヒ素の除去は重要な研究。

主な研究者

研究者詳細

清水一道

室蘭工業大学
工学部 機械航空創造系学科 機械システム工学コース/工学研究科 生産システム工学系専攻
【材料工学、耐熱耐摩耗】 長年日本の産業を支え続けた鉄鋼業で、製鉄設備に用いる圧延ロールなど主要部品の摩耗や熱亀裂、腐食などの損もうが激しい。この製鉄設備の環境に対応するために、これまで以上に長寿命化した材料を研究。鉄系材料の発展に貢献する。

山口勉功

早稲田大学
創造理工学部 環境資源工学科/創造理工学研究科 地球・環境資源理工学専攻
【金属製錬工学、レアメタルの回収技術の開発、都市鉱山】 レアメタルなどの回収技術の開発を行う、都市鉱山の研究。使用済みの自動車や電気・電子機器からレアメタルや銅などの有用な金属を分離、回収する金属製錬と、金属リサイクルに関する取り組みを行う。

夏井俊悟

北海道大学
工学部 応用理工系学科 応用マテリアル工学コース/工学院 材料科学専攻
【プロセスの移動現象解析】 鉄鋼技術やその他の金属材料の生産工学で必須の高温プロセス分野において、シミュレーションを用いた高温素材生産プロセスの移動現象解析を行う。

大野宗一

北海道大学
工学部 応用理工系学科 応用マテリアル工学コース/工学院 材料科学専攻
【計算材料科学】 フェーズフィールド法という微小スケールでの材料内部組織形成を直接計算す手法を用いた計算材料科学に取り組む。

楠本賢太

室蘭工業大学
工学部 機械航空創造系学科
【耐摩耗】 摩耗のスペシャリストとして、摩耗に関して実用化に結びつける新材料や技術の開発を行う。製鉄設備等の基盤産業における分野でのニーズに対応している.

柴田悦郎

東北大学
工学部 機械知能・航空工学科 エネルギー環境コース/環境科学研究科 先進社会環境学専攻/多元物質科学研究所
【タンタルのリサイクル】 電子機器に用いられるレアメタルの1つ、タンタルのリサイクル研究をはじめ、水溶液系、有機溶媒系、高温系まで幅広い研究を行っている。

棗千修

秋田大学
理工学部 物質科学科 材料理工学コース/理工学研究科 物質科学専攻
【凝固組織形成シミュレーション】 3次元シミュレーションを遂行。

岡部徹

東京大学
工学系研究科 マテリアル工学専攻/生産技術研究所
【特殊金属の新製錬】 チタン、マグネシウム、スカンジウム、ニオブ、タンタルなど他の大学で取り扱っていない特殊金属の新製錬方法の開発。

邑瀬邦明

京都大学
工学部 物理工学科 材料科学コース/工学研究科 材料工学専攻
【一価銅の銅電解精製】 電解質水溶液から酸化還元反応や酸塩基反応によって薄膜を析出させる電析法や、化学浴析出法を研究。その方法で、酸化銅 Cu2Oのような太陽電池用薄膜形成など行う。

安田秀幸

京都大学
工学部 物理工学科 材料科学コース/工学研究科 材料工学専攻
【固液共存体のモデル化】 放射光を用いた合金の固液共存体の直接観察。

武部博倫

愛媛大学
工学部 機能材料工学科/理工学研究科 物質生命工学専攻
【スラグの構造と物性】 冶金対象の金属から溶融によって分離したスラグ(酸化物融体)の構造と物性値の測定と理論に関する研究の第一人者。

中野博昭

九州大学
工学部 物質科学工学科 材料科学工学コース/工学府 物質プロセス工学専攻
【湿式製錬】 水溶液からの金属および合金の電解析出に関する研究を行なう。特に亜鉛の電解採取に関する研究の第一人者。

宮原広郁

九州大学
工学部 物質科学工学科 材料科学工学コース/工学府 物質プロセス工学専攻
【凝固組織制御】 半導体用シリコン結晶の育成などを行う。

所千晴

早稲田大学
創造理工学部 環境資源工学科/創造理工学研究科 地球・環境資源理工学専攻
【粉体処理を用いたプロセス設計】 理論と実験に基づいた難処理鉱石や都市鉱山から銅、貴金属などの有価金属の回収プロセスの開発。

大和田秀二

早稲田大学
創造理工学部 環境資源工学科/創造理工学研究科 地球・環境資源理工学専攻
【スクラップの物理選別と電気パルス破壊】 スクラップからの貴金属などの有価物を回収する、物理選別に関する研究の第一人者。近年では電気パルス(雷)を使ったスクラップの破壊と有価金属の回収は先駆的な研究である。

盛満正嗣

同志社大学
理工学部 環境システム学科/理工学研究科 数理環境科学専攻
【工業用電極の開発】 電解採取などで使用する電極材料の開発を進めている。単位生産量に対する必要電力量を表す電力原単位が削減可能な電極を開発。

江阪久雄

防衛大学校
理工学専攻 機能材料工学科/理工学研究科 物質工学専攻
【凝固組織制御】 複雑系数学のフラクタル次元から凝固組織形態の評価をする

興味がわいたら

図解雑学 金属の科学

徳田昌則、山田勝利、片桐望

わたしたちの身の回りには様々な金属と二種類以上の金属を組み合わせた合金が使用さており、金属はわたしたちの生活には欠かせない。これらの金属を鉱石や使用済みの製品から取り出すのが製錬だ。その製錬の方法は、密度、蒸気圧、酸化・還元、熱、平衡定数など金属の性質を理解したうえで、金属同士の性質の違いを利用して目的の金属と不要な金属を分け、目的金属の純度を高めるというものだ。このようなプロセスとともに、身近にある金属の特性を図解してわかりやすく解説してくれる。 (ナツメ社)


サステナブル金属素材プロセス入門

中村崇:編

「持続可能な循環型社会」を作り出すために、どのようなことができるだろうか。この本では、鉱石から金属素材へ、さらに使用済み製品から金属素材を再生するプロセスを、環境問題にも触れながら、わかりやすく解説している。 (アグネ技術センター)


トコトンやさしい鋳造の本

西直美、平塚貞人

基幹産業の基盤を支える鋳造技術。これは溶けた金属を型に入れて、所望の形状にする技術だが、基本的な内容が誰にでもわかるようにマンガで説明されている。大仏、マンホール、梵鐘などの、身の回りの製品の作り方や、鉄を主体とした金属の使用方法などを説明している。 (日刊工業新聞社)


知られざる鉄の科学

齋藤勝裕

鉄は超新星爆発で生まれた。そして、地球は鉄の惑星である。このことについてや、鉄の性質はもちろんのこと、日本刀の秘密、鉄の持つ可能性など、鉄全般に関して、知らなかった事実を興味深くわかりやすく解説している。 (サイエンス・アイ新書)